イタリア放浪記⑥~バチカン市国編~
カトリックの総本山、バチカン市国にやってきました。
周囲は普通の住宅街でした。
俺の家の隣、ローマ教皇の家なんだよって自慢できますね。
予約していたのでスイスイ入れました。セキュリティチェック。
中庭に入ると1世紀につくられた噴水がありました。
中庭をぐるっと回ると、いよいよ美術館に入ります。
ひと際大きな人だかりがあったので覗いてみました。
すると、あ、ありました!
ラ、ラオコーン像です。
こんなざっくりなところにあるなんて…
触れようと思えばできる距離です。
トロヤの神官、ラオコーンがヘビに締め付けられている様子です。
いつ制作されたのか様々な見解があります。紀元前2世紀くらい?
エジプトの間に入りました。
ギョッ!ミイラ?
こんなところでお会いするとは…
ここはヨーロッパ、イタリアだよね
ローマ教皇の趣味なのかな
再び、通路へ
立派なモザイクタイルがあります。
ローマ時代の屋敷の床や公衆浴場の床をはがして持ってきたみたいです。
私が気になったのはこの作品です。
これは何?
ガイドさんに聞きそびれました。
通路の横には様々な彫刻品が並んでいます。
価値がつけられないほど、貴重なものばかりです。
世界中の芸術品がバチカンに集まられています。
教会に莫大な富と権力があったからなのでしょう。
その教会の富を政治はほっときません。
教皇(宗教)vs皇帝・国王(世俗)の争いが西ヨーロッパの歴史をつくっていきます。
ラファエロの間に入ります。
アテナイの学堂が壁一面に描かれています。
とても感動しました。
その後、システィナ礼拝堂に行きました。
ミケランジェロの大作「最後の審判」をみてきました。
残念ながら撮影禁止ですので掲載することができません。
中国人観光客は大声を出しながら、バシバシ撮ってました。
美術館を出ると正面の礼拝堂に入りました。
衛兵さんがいました。
バチカンを守る衛兵はスイス人に限られるみたいです。
この制度はユリウス2世によって、1506年に創設されました。
スイス衛兵が自らを犠牲にしてローマ教皇を守ったことから続いているみたいです。
資源のないスイス人は傭兵として数々の戦争で活躍していました。
その名残でしょうか。
そして、少し歩を進めると、川が流れていました。
その先にはサンタンジェロ城がそびえていました。
ここを舞台にしたフジテレビ開局50周年記念映画
「アマルフィ女神の報酬」
織田裕二、佐藤浩市、天海祐希、福山雅治、戸田恵梨香など出演
はかなりお勧めです。
ぜひご覧ください。