インド旅行記③~タージ・マハル編~
インド旅行の中で最も訪れたかった場所「タージ・マハル廟」にやってきました~!
廟とあるように、ここはお墓です。
しかも総大理石らしいです。
イスラム教国である、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが愛妃ムムターズ・マハル(1631
年死去)のために建設しました。
1632年に建設を開始し、1653年に完成しました。
下の写真は入り口の様子です。
タージ・マハルに行くならば、マハラジャ(地方領主)の格好をするといいよ。
と現地ガイドさんに言われ(まんまと騙された(笑))、このような格好をしてしまいました。
日本でいえば、外国人が侍の格好をしているようなものですよね。
恥ずかしいが、ここは腹をくくろう。
入り口付近にはたくさんの女性がいました。
私の格好と合いそうなのでパシャリ!
タージ・マハル廟に入るには、セキュリティが厳しく、入場前にボディチェックがありました。
暑さ対策のミネラルウォーターと、靴にかぶせるビニール袋をもらって入場します。
カメラは無料で持ち込みができますが、ビデオカメラは約20ルピーの支払いが必要です。
私は、静止画だけでなく、動画を撮りたかったので快く払いました。
観光客がたくさんいました。
世界中から集まっているのでしょう。
正面からみると、やはり素晴らしいです!
白いです!
大きいです。
中央のドームの高さは約70m、4本のミナレット(尖塔)も40m以上の高さがあります。
上に登って入り口をみた様子です。
庭園も門も整然として美しいですよね。
中央の廟には、たくさんの人がたむろっていました。
その建築にあたっては、世界中から大理石や宝石を買い求め、2万人を超える職人を世界中から動員
したらしいです。
その内訳としては
ヒスイや水晶→中国
トルコ石→チベット
サファイア→スリランカ
カンラン石→エジプト
珊瑚→アラビア
アメジスト→ペルシャ
これも、帝国が繁栄してなければ成しえないことでしょう。
こんな格好で歩いていると、あちこちから一緒に写真を撮ってくれとせがまれました。
そこには欧米系、アジア系、アフリカ系、中東系、様々な人種がいました。
スターの気持ちが分かったようでした。
もちろん、快く応対しました。
なんせ、マハラジャですから(笑)
からかわれているのかな~
でも、嫌いではないです。
そのうちの一枚です。
後ろにはヤムナー川が流れています。
シャー・ジャハーンは、ヤムナー川の向こう岸に自身の墓(黒大理石)をつくろうと計画しました。
しかし、この計画は頓挫してしまいます。
タージマハル廟の建造は、莫大な時間とお金がかかってしまいました。
また、このころからムガル帝国の繁栄にも陰りがみえてきます。
それらの要因が重なり、息子によってアグラ城に幽閉され、そこで生涯を閉じます。
奥さんに対する愛の形が、数百年後、インドを代表する観光スポットになり、世界中から人が集まり、自身と妃を想い、この建物を賛美してくれることを…
シャー・ジャハーンは幽閉先のアグラ城で密かに想像していたのかもしれません。