インド旅行記⑥~幻の都市ファティープル・シークリー~
ここは、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市です。 なぜ建設されたのか。その理由が面白いです。 当時アクバルは跡継ぎに恵まれませんでしたが、この地に住むイスラーム教の聖者に世継ぎの問題に ついて相談したところ、王子が誕生したらしいです。 感動したアクバルは、記念としてここに新たな都を造り、アグラから遷都しました。 しかし、深刻な水不足があり、都として機能したのは、たった14年間だけでした。 下の写真はパーンチ・マハルと呼ばれる五層の建築物です。 壁がない建築物のため、遊戯、納涼、展望のための施設でした。 皇帝は、ハーレムの女性をチェスの駒にみたてて、前の広場で遊んでいたみたいです…