2016年1月、カタルーニャの空は晴れわたっていました。
サグラダ・ファミリアの魅力
サグラダ・ファミリアとは
サグラダ・ファミリアは、スペインのバルセロナにあるカトリック教会で、アントニ・ガウディによって設計された建築の傑作です。この壮大な建物は、1882年に着工され、現在も建設が続けられています。完成にはまだ時間がかかるとされていますが、それでも世界中から多くの観光客を魅了しています。
ガウディの独創性
アントニ・ガウディは、その独特な建築スタイルで知られています。彼は自然からインスピレーションを受け、曲線や有機的な形状を多用しました。サグラダ・ファミリアもその例外ではなく、建物全体にわたって自然の要素が組み込まれています。ガウディのビジョンは、建物が自然と調和し、生命力を感じさせることを目指しました。
建築の特徴
外観
サグラダ・ファミリアの外観は、細部にまでこだわった彫刻や装飾によって彩られています。教会のファサードには、キリスト教の物語や象徴が描かれ、訪れる人々を圧倒します。特に、有名な「生誕のファサード」には、キリストの誕生をテーマにした彫刻が施されています。
内部
教会の内部は、ステンドグラスから差し込む光が幻想的な雰囲気を作り出しています。ガウディは、光が建物にどのように影響を与えるかを計算し、昼間の時間帯によって異なる色彩を楽しむことができるように設計しました。また、柱や天井のデザインは、森の中にいるような感覚を与えます。
未来への展望
サグラダ・ファミリアは、現在も多くの建築家や職人によって建設が進められています。現代の技術を駆使しながらも、ガウディのオリジナルの設計を忠実に再現することが求められています。このプロジェクトは、建築の歴史においても稀有な挑戦であり、多くの人々が完成を心待ちにしています。
訪れる価値
サグラダ・ファミリアは、単なる観光地以上の存在です。ガウディの芸術的なビジョンを体験し、建築の可能性を感じることができる場所です。その壮大さと美しさは、訪れる人々に深い感動を与え、何度でも訪れたくなる魅力を持っています。バルセロナを訪れる際は、ぜひその目でサグラダ・ファミリアの魅力を堪能してみてください。

青空にグンと伸びていく尖塔。ゴツゴツした歪な壁面。

ラピュタ?洞窟を思わせる外面のレリーフには祈りを捧げる聖母マリアがいました。
高さ172m。建築家アントニー・ガウディの未完作品であり、スペインを代表する世界遺産サグラダファミリアです。

サグラダ・ファミリアは当初、贖罪教会(信者の喜捨により建設する教会)として計画され、初代建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受けました。
その後を引き継いで2代目建築家に就任したのが、ガウディです。そうです、これは教会なんです。
1882年に着工し、まだ未完成というとんでもない教会です。
2026年に完成予定ということですが、果たして完成するのでしょうか。

日本の彫刻家、外尾悦郎さんが主任彫刻家として携わっているから大丈夫でしょう。
外壁は聖書の物語を表しています。やはり教会なんだと思いました。



内部は独創的なデザインに目を奪われ、教会という感じはしませんでした。
しかし、ちゃんと礼拝できる教会です。



三つある出入り口の真ん中には、重そうな扉がありました。 ここには8000の文字が刻まれているようです。このブロンズ製の扉自体が聖書の一ページを表現しています。


不思議なものをみつけました。これは、どの方向でも数字の合計が33になる魔法陣です。数字の合計が33になっているのは、キリストが磔にされたときの年齢が33歳だったことや、ガウディに関するさまざまな意味があるのではと言われています。


敷地内にはガウディがつくった学校がありました。子どもの教育にも力を入れていたのですね。



ガウディはミサに行く途中、段差につまずき路面電車にひかれて亡くなりました(享年73歳)。
この日は眼鏡を忘れたそうです。
後年、世界遺産になるような偉大で、神に捧げる教会をつくろうとした人間が、このような形で亡くなるとは…。
なぜ、神はガウディを救わなかったのか。
バベルの塔のように巨大な建築物をつくろうと、神に挑戦した人間に罰を与えたのか。
それは分かりません。
コメント