エジプト放浪記⑪~イシス神殿~
エジプト南部、スーダンに近いアスワンにやってきました。
アスワンといえばアスワンハイダムが有名ですね。
ダムの建設により、湖に沈むこととなったアブ・シンベル神殿の移動がありました。
実は、島ごと移動させられた素晴らしい神殿があります。
それがフィラエ島に浮かぶイシス神殿です。
その為、ボートで向かうことになりました。
右から第一塔門・誕生殿・第二塔門・本殿と続きます。
おお、到着しました。
列柱がみえます。
近づいてみましょう。
近くでみると美しいですね。
イシス神殿は有名なクレオパトラの父であるプトレマイオス12世が築いたものらしいです。
名前のとおり女神イシスを祀った神殿です。
エジプト神話によると、イシスはオシリスの妹であり妻であり、
またホルスの母とみなされています。オシリスは冥界の王となり、穀物の神としてもあがめら
れています。
女神イシスの子ホルス神は天空と太陽の神であり、
エジプトの王朝の初期においては、王はホルス神の化身とされ、
ホルスとは即ち王を意味する存在であったといわれています。
イシス神殿のあるフィラエ島は、女神イシスがホルス神を生んだ聖地であることから
この神殿が築かれました。
フィラエ島は、緑豊かな美しき島として「ナイルの真珠」と呼ばれています。
たくさんの観光客がいます。
空は雲一つない青空です。
気持ちいい!
第一塔門左にあるレリーフは敵を倒すプトレマイオス12世です。
右にイシス神がみえます。
中に入りましょう。
おや、猫が出迎えてくれましたね。
巨大な柱に様々な絵が描かれています。
股間の下にある棒が気になります。
けっこうな頻度で描かれています。
どんどん中に進んでいきましょう
供物を受け取るイシス神やオシリス神が描かれています。
また、写っていないのですが、イシス神がホルス神に母乳を
あげているレリーフもあります。
ガイドのヒマさんです。
一生懸命説明してくれました。
かなり優秀なガイドのため、忙しい人です。
しかし、名前はヒマです。
本殿を抜けて外にでます。
雲一つない青空に何千年前の遺跡。
素晴らしいです。
なにやら神殿らしきものがみえてきました。
これはローマ帝国時代のトラヤヌス帝のキオスクと呼ばれています。
休息所みたいです。
この建物の裏はナイル川です。
キオスクの中に入って空を見上げてみました。
古代の人はここで何を思っていたのでしょうか。
目をつぶって考えてみました。
艶やかな花がありました。
気温は48度、猛暑でも逞しく咲いています。
イシス神と関係があるのでしょうか?
あったら面白いですね。