エジプト放浪記⑫~馬車でホルス神殿へ~
滞在していたクルーズ船から、馬車に乗ってエドフ神殿へ向かいました。
外に出ると、現地の人が客を巡り喧嘩をしていました。
何かとめんどくさそうな雰囲気が…
運転手にチップを要求されたりするのかな…
降りたらまた、ワンダーラ!ワンダーラ!
とせがませるのかな
馬車の中ではそんなマイナスのことを考えていました。
早朝の空気を思いっきり吸って…
とはいかないのがエジプト。
馬の臭い、糞のにおい、動物のにおい、砂ぼこり、現地の臭い、
様々な臭いが混じっており、
マスクが必要でした。
ホルス神殿は、エドフの町の中心にあります。
馬車を降りて、お土産屋を通りました。
わざとここしか通れないようにしているみたいです。
予想どおり、ワンダーラ、ワンダーラ
買ってくれ!などとせがまれました。
しかも、この道結構長い。
予想どおりでした。朝からストレスでした。
しかし、神殿に到着すると私の心も一変!
で、でかい!
しかも美しい!
ホルス神殿はBC237年から2世紀近くかけて作られました。
ハヤブサ神ホルスに捧げられた神殿です。
神殿の入口となる塔門は高さ36m、幅79mの大きさです。
エジプトの遺跡で最も保存状態が良いみたいです。
その理由は長い間砂丘に埋もれており、1860年に掘り起こされたとのこと。
エジプトの遺跡は色彩やレリーフも残っているので全体的に保存状態はいいと思います。
エジプトで最も美しいホルス像?
皆、ここで写真を撮ります。
確かに保存状態は良いかも。
一つ一つの象形文字がくっきりです。
ここは、ホルス神が父オシリス神を殺したセト神と戦っているところを描いています。
セト神は兄であるオシリスを殺して神々の王になりますが、息子のホルスが敵討ちをします。
叔父と甥っ子の戦い。
日本でもありましたね。
身内の殺し合い、近親相姦などの話は日本だけでなく、旧約聖書やギリシア神話など世界中どこでもありますね。
ガイドさんの話に耳を傾けます。
帰るころに中庭を一度パシャリ。最初はテンション低かったけど、最後はよかったです。
ありがとう!