なぜ、店が破壊されたの?原因は店員の何気ない方言だった。
テレビで京都のお土産屋さんがめちゃくちゃに破壊されているニュースが映っていた。
外国から来たツアー観光客が突然、怒り店を破壊したとのこと。
店の中は、何か爆発したか、ミサイルを撃ち込まれたのか、
戦争があったのか、
そう思うほど、何もかもがめちゃくちゃになっていた。
レポーターが店員にいったい何があったのか、問いただそうとするが
パニックになっている。
恐怖で唇、膝が震え、冷静なコメントを聞くことができない状況だ。
一人の人間をこのようにさせるとは…
いったい何があったのか?
レポーターは、状況を把握しようと何とか目撃者を探した。
そして、店内にいた男性に話を聞くことができた。
彼は次のように状況を説明してくれた。
外国からの観光客は和やかに店員と会話をしていた。
金持ちのツアーらしく買い物かごにはたくさんの商品が積まれていたらしい。
店員も予めこのツアー客が来ることが分かっていたため、母国言語を話したり、歴史を勉強していたとのこと。
周囲からみて、とても良好な関係だった。
しかし、店員がある言葉を放ったことから状況が一変した。
「その言葉は何ですか!」
レポーターは問い詰める。
男はスーと息を吐き出して答えた。
「店員は確かと言っていました」
「あんべわり?」
「それって、秋田弁で具合悪い、まずいって意味ですよね」
「そうなんですよね。しかし、その言葉を言った後、ツアー客達は急に怒りだして…
皆、目の色も赤くなって、ドレッドヘアーも逆立っていました」
あんべわり?
この言葉にはいったい何があるのか?
誰にでも使ってはいけないものなのか?
兎に角、彼らにとってはおそろしい言葉に違いない…