スペイン内陸部のラ・マンチャ地方の村、カンポ・デ・クリプターナにやってきました。

ラ・マンチャとは「乾いた土地」という意味らしいです。

確かに、風が強くて、荒涼とした雰囲気が漂っています。

ただ、ここはオリーブ、小麦が栽培され、ワインも有名です。

ここを有名にしたのは、#風車です。

しかし、風車はどこにもありますよね。

ある小説の有名な場面に出てきたからです。

それが、セルバンテス作『ドン・キホーテ』です。

騎士道物語に夢中になった男ドン・キホーテが、愛馬ロシナンテ、従士サンチョ・パンサと共に、

旅に出る物語です。その中でドン・キホーテが、巨人が風車に変身したと思い込み、突撃して風車に

吹き飛ばされるのが、有名なくだりです。その舞台が、ここだといわれています。

この場面は、古い体質のスペインを揶揄しているともいわれています。

風車はオランダの象徴、貿易で栄え、当時の最先端の武器を持った国の一つでありました。

そこに、槍を携え、やせた馬にのったドン・キホーテ(古い、時代遅れのスペインを風刺している)が

風車に突っ込んで吹っ飛ばされます。

結果、オランダはスペインから独立します。

風車がいつくかみえます。

集落と畑、山がみえます。

すばらしい景色です。

これらは、当時のスペイン国王カルロス１世が風力を用いて穀物を挽くために建設しました。

風車と言えば、オランダが有名ですよね。

カルロス１世の故郷はオランダみたいです。

10基以上の風車が残されているそうです。

風車の中を見学した後、近くにお土産屋さんがあったので、

行ってきました。

ドン・キホーテ？出現

そこで購入したのが、下の写真です。

店に入ると、上部の棚の奥に

ドン・キホーテとサンチョ・パンサの像をみつけました。

私は、店主に「これください」と指を向けました。

すると、店主は大喜びした。

この商品に思い入れがあったのかな。

早く処分したかったのかな(多分これだろう)

安くしてくれというと、おっけー、おっけーとどんどん安くなっていきました。

結局、定価の３分の１まで安くしてくれました。

それが下の写真です。

下に降りて集落を巡りました。

壁も白いですね。

私たちを安全に運んでくれたバスです。

感謝！