比叡山延暦寺~大講堂~
大講堂は、学問修行の道場です。
堂内には本尊である大日如来が安置されています。
また、ここで修業し、新たな宗派を開いた各開祖達の木像も安置されています。
日蓮:日蓮宗の宗祖
道元:曹洞宗の宗祖
栄西:臨済宗の宗祖
円珍:天台寺門宗の宗祖
法然:浄土宗の宗祖
親鸞:浄土真宗の宗祖
良忍:融通念仏宗の宗祖
真盛:天台真盛宗の宗祖
一遍:時宗の宗祖
歴史の教科書で学んだことありますが、強力なメンバーです。
皆、延暦寺で学び、民衆に受け入れられる思想を育み、広めていったのですね。
そう考えると、新仏教を生みの親は延暦寺ということになりますね。
大講堂の近くに鐘楼があります。
ここでは1回50円でつくことができます。
鐘をつくことはご供養であるとされています。
鐘をつくということは、法要など仏事の予鈴として仏教の重要な役割を果たすものです。
かつて日本の仏教では朝夕を知らせる時報としても鐘をついていました。
鐘楼の鐘をつく人だけでなく、その音を聴く人々にも功徳(一切の苦から逃れ悟りに至る)があると
されています。