イタリア放浪記③~コロッセオ編~
5月初旬、イタリアのローマを訪れ、有名なコロッセオを見学してきました。
コロッセオはローマ帝政時代に造られた円形闘技場です。
建設当時の正式名称はフラウィウス円形闘技場というそうです。
この建物の長径は188m、短径は156m、高さは48mあります。
約5万人を収容できたそうです。
天井部分は開放されていますが、日除け用の天幕を張る設備がありました。
今でいう開閉式のドーム機能がついていたということでしょうか。
皇帝席には1日中直射日光が当たらないように工夫されています。
一般の観客席についても1日に20分以上日光が当たらないようになっています。
313年、ミラノ勅令でキリスト教を公認したコンスタンティヌス帝の凱旋門が近くにあります。
内に入ってきました。教科書とかで外側しかみたことないので、とても感動しました。
地下がむき出しになっています。
当時はここから猛獣やグラディエーターが出てきたのでしょうか。
グラディエーターになったつもりで見上げています。
5万人の熱狂を享受し、命をかけて戦うとなると足が震えますね。
ローマではBC3世紀頃から、剣闘士の試合が市民の娯楽となっていました。
ティトゥス帝の闘技会では2000人もの剣闘士と、5000頭を超える動物が命を落とした
そうです。
敗北した剣闘士は手を上げて許しを乞います。
観客達が右手の親指を上に立てると命が助けられ、
ダメだと親指は下に向けられます。
そうなると勝者によって喉が切られてしまいました。