お笑いネタ、国内旅行、海外旅行、神社巡りなどを発信しています。よろしくお願いします!

zuchan12

主に海外旅行と笑いのネタを配信しています。いずれはユーチューブや漫才、コント等に活用したいと思っています。興味ある方はコメントお願いします!

なぜ?セルシオが軽自動車に煽られているの…

猛吹雪は容赦なくフロントガラスを叩きつけてくる。 路面はカチカチのアイスバーン 私の車は力なく左右にふられる。 ゆっくりと慎重にアクセルを踏む。 私の後ろには十数台の車が列をなしていた。 しょうがない。スリップして事故をおこすよりいいだろ? 少しは我慢してくれ。 バックミラーを覗くと白のセルシオが接近していた。 私のノロノロ運転に運転手はかなり苛ついている様子だ。 貴様!某を愚弄するのか! 自身の力量不足から構成される不幸の塊は、自然がつくり出す営みにも嫌悪感を抱く。 根源から沸き上がる感情。 妬情!嫉情!恨情! 日本は敗北! 僕は朴訥、 ウドの大木! YHAAA! 運転手は色黒で坊主。分厚い…
ずっちゃん
去年

留学生、初めての銭湯でフーフー湯を冷ました…

留学生、アブさんは同じ大学の院生である。 研究科は違うが、学生食堂で顔を合わすうちに仲良くなった。 アブさんは、いつも一番奥のテーブルに一人で本を読んでいた。 物腰柔らかな表情、知性を感じる眼鏡、すらりと伸びた姿勢、Tシャツからみえる褐色の二の腕は引き締まっている。 全身から滲み出る均整のとれた美しさは、まるで修行僧のようだった。 アブさんが履いているランニングシューズは俺と同じだった。 俺も陸上をやっていたから分かるが、そのシューズを履く選手のセンス、力量、向き合う姿勢など、かなりレベルの高い選手であることは間違いない。 アブさんは物腰柔らかく、誠実だった。そして、日本語が上手だった。話す内…
ずっちゃん
去年

おばあちゃんが犬と同じ体勢でう○こしていた…

晩春の夕暮れ、俺は河川敷をランニングしていた。 いつものコース、いつもの服、いつものシューズ。いつも通りのルーティンだ! 太陽がその存在を消し、主役を月に譲ろうとすると、あたりは徐々に薄暗くなってくる。 道路脇の草が膝まで伸びてくると、この時間帯でも明るいんだろうな。早くTシャツ、短パンで走りたいな。 移ろいゆく季節に、希望を抱き駆け抜ける。たまに散歩している人や俺みたいにランニングしている人がいるくらいで、車や自転車は皆無である。 川から吹く心地よい風、鳥の鳴き声、揺れる木の葉、誰にも邪魔されない自分だけの時間。 呼吸を整え、同じリズムを刻み、筋肉に大量の酸素を送る。すると雑念は消え、新しい…
ずっちゃん
去年

このハゲ〜!見渡すと皆、頭髪に異常が…

梅雨も明け、本格的な暑さが日本列島を覆う。 涼と癒しを求め、俺は後輩と居酒屋へと向かった。 「いらっしゃいませ」 女性店員の張りのある声が酒の世界へと誘う。 店内は混雑していたが、ちょうどテーブル席が空いた。 俺たちはすかさず座ってビールを注文した。 少し疲れ気味の後輩がジョッキを口に運ぶ。 「おおっいいね。飲め飲め。今日は俺の奢りだ。ハハハ」 仕事で失敗した後輩を慰めようと、2人だけの飲み会を企画した。 店内は熱気が充満していた。ほとばしる汗、焼き鳥の煙、タバコの煙… 扇風機の涼ではもの足りなかった。どんどんビールを注文してしまう。 これも店の作戦か。 そして、1時間が経過した。 店内は旦那…
ずっちゃん
去年

なぜ?ラーメンの中に食いかけのパイコーが…

もう40年以上やっているラーメン屋に入った。 チャーハンや中華丼も美味いが、やはり、一番旨いのはパイコー麺だ。 県外からもくるほど、ここのパイコー麺はうまい。 ただ、マスターはもういい年。 齢80くらいの爺さんが一人できりもりしているのである。 席は10席くらいだが、洗い物から何まで一人でやっている。 「パイコー一つ!」 「あいよ!」 まだまだ元気だ。働かないとボケてしまうが口癖だ。 当分店を閉める気はないだろう。 安心した。 「はい!おまたせ!」 来た!腹が減っていた。すかさず麺の上にのっているパイコーにかぶりつく。 うっうめー!サクサクとジューシーさが絶妙だ。 そして麺をかきこむ。 最高だ…
ずっちゃん
去年