トルコ旅行記②~世界七不思議アルテミス神殿~
世界七不思議の一つ、エフェソスのアルテミス神殿跡にやってきました。
残骸を積み上げ、柱をいくらか復元してありますが、原形をとどめていません。
ここは、紀元前7世紀から紀元3世紀にかけて存在しました。
その名の通り、ギリシア神話に登場する月の女神、アルテミスを奉った神殿です。
エフェソスでは、アルテミスは非常に敬われていました。
月の1つはアルテミスの名前を冠しており、その月には丸1ヶ月祝祭が催されたみたいです。
この神殿を発見したのは、イギリス人技師ジョン・ウッド率いる考古学探検隊です。
彼らは、7年にわたり発掘を続け、
1869年12月、泥の中から神殿跡を発見しました。
プリニウスによれば、神殿は、広さが縦115メートル、横55メートルで、高さ18メートルの柱127本
(イオニア式)があったそうです。
神殿の内部は大理石で飾られ、大きな入り口・広間・後方の小部屋から構成されていました。
広間には高さ15メートルのアルテミス像が置かれていたみたいです。
その像は木製で、顔と手足の先以外は黄金や宝石で飾られていました。
下の写真は神殿周辺の様子です。
とても寂しいところです。
野良猫が神殿跡を眺めています。
何を想い、感じているのか。
猫には当時の繁栄の姿がみえているかもしれませんね。