隣から聞こえてくる鼻歌の…歌詞が全然違っていた…
私のアパートは壁が薄い。
なぜか、隣の寝室と私の寝室は隣同士。
隣の目覚ましの音で起きるし、
いびきなんか良く聞こえる。
まるで隣に寝ているようだ。
それほど薄い壁だ。
ただ、そこはお互い気をつかっているので、
トラブルがないように生活をしている。
隣の人とは、よく挨拶するし、どこか行くとお土産を買ってくるし、
良好な関係だ。
ある日、いつものように隣からガサガサ聞こえる。
布団に入ったのかな。
もうすでに布団に入っていた私は、今日は帰りが遅いなと思った。
すると、鼻歌程度の声が聞こえてきた。
「ふふふん~ふふふ~世界で~一つだけの花~」
おお、これは有名な曲だな。
私でも分かる。
とても気分がよさそうだ。
酔っぱらっているのかな。
飲み会のカラオケの続きか?
ただ、早く終わってくれと思っていた。
ただ、終わらない
「世界に一つだけの花~一つ一つ違う実を持つ
そのを実を咲かせることだけに~がんばればいい~」
「泣きながらと笑いながら~ずっと困っている人がいる~
やっと咲いた花はどれもきれいだから~しょうがないね~」
一生懸命?大好きな歌を酔っぱらいながら
気持ち良く自宅の寝室で口ずさんでいるが
所々間違っていた…。
その間違った歌を深夜聞かされる私。
ある意味地獄である。