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インド旅行記⑥~幻の都市ファティープル・シークリー~

ずっちゃん
ずっちゃん
2021年2月7日

ここは、ムガル帝国第3代皇帝アクバルによって建設された都市です。

なぜ建設されたのか。その理由が面白いです。

当時アクバルは跡継ぎに恵まれませんでしたが、この地に住むイスラーム教の聖者に世継ぎの問題に

ついて相談したところ、王子が誕生したらしいです。

感動したアクバルは、記念としてここに新たな都を造り、アグラから遷都しました。

しかし、深刻な水不足があり、都として機能したのは、たった14年間だけでした。

下の写真はパーンチ・マハルと呼ばれる五層の建築物です。

壁がない建築物のため、遊戯、納涼、展望のための施設でした。

皇帝は、ハーレムの女性をチェスの駒にみたてて、前の広場で遊んでいたみたいです。

よくみると、碁盤の目のようになっているような?ないような?

下の写真は、ディーワーネ・アームと呼ばれるところです。

皇帝と国民が接する開放的な建築物です。

庭園の緑も整えられていて綺麗ですね。

野良犬がいます。すぐ寄ってくるので怖かったです。

小型犬ならまだしも、大型犬で舌を出して尻尾をふってきても…

ちゃんと狂犬病の注射打っているのかな?

ここでは、屋根や庇などの木組みを石で表現したような造りが見られます。

これらは古くから仏教やヒンドゥー教の石窟寺院などに見られたもので、

アクバルの宗教融和策の意思が感じられます。

下の写真はディーワーネ・ハースと呼ばれるところです。

皇帝の私的な謁見のための建物です。

2階の吹き抜けに対角上のブリッジを掛け渡しています。

ブリッジの交差部分にアクバルが腰掛け、1階で諸派の賢人知者が議論するのを見ていたらしいです。

蜂の巣のような装飾品ですね。なぜここが世界遺産になっているかというと、ヒンドゥーとイスラー

ムの建築様式が融合しているからなんです。

数あるインドの世界遺産の中で本当に珍しい世界遺産です。

ずっちゃん
  • 主に海外旅行と笑いのネタを配信しています。いずれはユーチューブや漫才、コント等に活用したいと思っています。興味ある方はコメントお願いします!

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