ラグビーの試合でコールドスプレーを吹いたら……
長閑な昼下がり、河川敷を歩いていると ラグビーの試合をやっていた。 選手の体型をみると髪は薄く、ビール腹がたくさんいる。 多分、社会人のクラブチームだろう。 「パスよこせ!」 「タックル行け!」 それにしても元気だ。 バチ、ドスッ、ガチ 骨と骨がぶつかる。 昔は鍛えたであろう肉体は 既に脂肪になっているが、 スピードをつけると凶器になる。 血を流し、一生懸命走っている。 おもしろそうだな。 私は観戦することにした。 しばらく観戦していると、 選手が怪我をしたらしい。 「早く!コールド持ってこい!」 怪我をした選手は肩をおさえている。 脱臼でもしたのだろうか。 チームメイトは急いで、コールドスプ…