「ハレ」と「ケ」がない生活の影響とは…
我々の祖先は、「ハレ」と「ケ」を使い分けてきました。祭礼、年中行事、スポーツなどを行う日を「ハレ」の日、普段通りの日常を「ケ」の日と呼びます。
日本人は「ハレ」と「ケ」のバランスをとることで繁栄し、子孫を残し、生存してきたと思います。
しかし、現在、このバランスが崩れてきてます。
コロナの影響で「ハレ」の日がなくなり「ケ」の日だけになっているのです。
各地の祭り、東京オリンピック(延期)、スポーツ、旅行、遊び…。
制限がかかったり、中止になっています。
「ハレ」の日があるからこそ、日々のストレス、陰鬱な気持ち、嫌なことを発散できてきました。
それができなくなっている今、どんなことが起きるのでしょうか。何か、とんでもないことが起きないことを祈ります。
現在、「ケ」の日はプラスの情報がない状況です。倒産、失業、赤字、コロナ感染者増…。
経済はいずれ立て直すことができます。怪我や外傷も根気強く向き合えば治癒できます。
ただ、精神の変調、これに伴う脳や内臓の病気などは時間がかかるし、引きずる場合もあります。
ハード面(経済、政治の面)はもちろんソフト面(人間の心の部分)の対策が求められます。
人間が壊れてしまうと再生(復活)はできません。
もっと人間に目を向けよう!